社会福祉法人河北福祉会

　社会福祉法人河北福祉会は、昭和56年に山形県より設立許可を受け、翌年4月1日に西村山地区3番目の特別養護老人ホームとして50名の定員でスタートしました。「眺葉園」という施設名は、北西に標高1,462メートルの葉山を眺める風光明媚な場所に位置することを由来としています。その後、ショートステイ事業の開始や増床を行いながら、平成12年にスタートした介護保険制度と同時に通所介護事業所と居宅介護支援事業所も開始し、在宅介護の充実も図ってまいりました。

　また、開設後30年が経過した平成24年4月には、建物の老朽化が目立ってきたことと、従来型からユニット個室への転換が業界の主流となり、入居者がプライバシーの確保された住環境で生活できるような施設にするために、特別養護老人ホームについて全面的に改築を行いました。同時に20床を増床し、従来型60床、個室ユニット型40床、計100床として新たにスタートをしたところです。さらに平成29年4月には、旧施設の跡地に地域密着型特別養護老人ホーム眺葉の家がオープン、高齢化が進展し、河北町のご支援の下、特養施設への入所希望待機者対策として29床のユニット型個室を新設しました。令和2年7月には、平成12年4月から河北町より指定管理を受けて運営を行ってきた通所介護事業所の土地建物を町より譲受し、改修工事も行い翌年4月に竣工を迎え現在に至っています。

　これからも高齢化が進展し、ご利用者の介護に対する要望もますます多様化してきます。また、世帯構成においても核家族がさらに進み、一人暮らしの高齢者や老々介護といった世帯も増加し、在宅での生活を支える質の高い支援の重要性が高まっていくでしょう。このような環境の下、社会福祉法人河北福祉会は、多様化する社会の状況の変化にすばやく対応し、地域の皆さま方の貴重なご意見・ご要望に応えるべく、役職員一同、地域の高齢者福祉の拠点として、地域に根差した信頼される法人となるよう努力してまいります。

社会福祉法人河北福祉会　理事長　工藤亮輔